水から考える未来のコミュニティ:墨田区フィールドワーク&水&SDGs振り返りセミナー

on
7 February 2016
In
日本, 水/Water

今年9月、2030年までに世界が達成すべき目標「持続可能な開発目標」が国連総会で採択されました。この目標は「健康な生活の確保(Goal3)」「安全、レジリエント、かつ持続可能な都市および居住区(Goal11)」など、日本に住む私たちの「まち」にとっても大切なものばかりです。この目標を単に学ぶだけではなく、自分たちのまちづくりの「物差し」や「点検項目」にできないか、この目標を上手に使うことができないかー「水」を切り口に考えてみるセミナー&フィールドワークを開催します。

連続4回セミナーの最終回となる今回は、雨水利用の先進地である墨田区のフィールドワークとこれまでの振り返りセミナーです。第1回~第3回に参加された方はもちろん、今回だけの単発のご参加も大歓迎です。この機会に、持続可能な未来をつくるためのアクションについて考えてみませんか?

第4回 墨田区フィールドワーク「雨水を活かす暮らし」
& 水×SDGs振り返りセミナー

ゼロメートル地帯が広がり水害の危険性が高い墨田区。区をあげて雨水活用に取り組む「雨水活用の先駆地」墨田区。水と深いつながりを持つ墨田区を歩き、都市における持続可能なまちづくりについて考えます。

墨田区は、ゼロメートル地帯が広がり、河川の堤防が決壊すれば広範囲な水没の危険があります。これだけ見ると雨は洪水を引き起こす「悪いもの」ですが、溜めて活用すれば雨は貴重な「資源」でもあります。墨田区の年間降雨量2000 万トンは、区民が1年間に使う水道水の量とほぼ同じ。「流せば洪水、溜めれば資源」を合言葉に墨田区では雨水活用が進められてきました。墨田区を代表する両国国技館や東京スカイツリータウン®はいずれも雨水活用システムが導入されています。

本セミナー&フィールドワークでは、このような墨田区を歩いて、ゼロメートル地帯や雨水活用の現場を見学した後、都市における持続可能なまちづくりについて考えます。また「水から考える未来のコミュニティ」シリーズ最終回として、これまでのセミナー・フィールドワークを振り返り、SDGsをまちづくりに活かす方法について話し合います。

日 時: 2016年2月7日(日)13:00-17:00

集 合: 東武曳舟(ひきふね)駅 改札(東武スカイツリーラインまたは東武亀戸線)
*12:40より担当スタッフが改札にて受付を開始します。
*13:00には、曳舟駅を出発しますので、遅れずにお越しください。

プログラム(天候等により変更する場合があります)
【第1部】
13:00-14:30 墨田区向島の雨水活用スポット巡り(墨田区向島周辺)
14:30-15:00 すみだ環境ふれあい館見学(墨田区文花1-32-9)
*すみだ環境ふれあい館のスタッフHPはこちらをご覧ください。
【第2部】
15:00-16:00 これまでの「水から考える未来のコミュニティ-SDGsの上手な使い方」の振り返り
16:00-17:00 グループワーク(安曇野、奥多摩、墨田区の事例からの学び、およびSDGsをどのようにまちづくりに活かしていくか考えます)

参加費:1000円
*JANIC発行『シナジー』vol.166(特集:私たちのSDGs -本当に達成するために-)付きです。
*当日受付時にお支払ください。
*こちらは資料代です。集合場所までの交通費等は自己負担でお願いします。

お申込み:こちらより必要事項をご入力ください。
*当日のセミナー終了後、会場近くで懇親会を開催する予定です。ご参加の可能性についても、お申込みフォームでご回答いただけましたら幸いです。ぜひご参加ください。

運営主体

【共催】
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
国連生物多様性の10年市民ネットワーク
特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン
【協力】
NPO法人雨水市民の会
一般社団法人環境パートナーシップ会議(EPC)
【アドバイザー】
橋本淳司(水ジャーナリスト/アクアスフィア代表)