世界水の日(3月22日)記念:水を題材にしたショートフィルムコンテストを開催

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5 January 2015
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水/Water

3月22日は、世界水の日です。この日を記念し、ウォーターエイドは、「sH2Orts」と題したショートフィルムコンテストを開催します。本コンテストの開催にあたっては、イギリス連邦放送連盟のプロジェクトである「ワールドビュー(World View))が協力、また、審査員には、ドラマ「ダウントン・アビー」に出演しているヒュー・ボネヴィル氏のほか、シェーカル・カプール監督、フィリップ・ブルーム監督、グリンダ・チャーダ監督、ジェタ・アマタ監督など、世界で活躍する映画監督やイギリスのガーディアン新聞でドキュメンタリーを担当するチャーリー・フィリップ氏が参加します。

本コンテスト「sH2Orts」では、”What does water mean to you?” (水はあなたにとってどのようなものですか?)をテーマにした1分間のショートフィルムを募集します。応募の締切は日本時間の2015年2月21日(土)午前9時 (イギリス時間:2月20日(金)24時)で、世界中よりご応募いただけます。

審査員の1人フィリップ・ブルーム監督は話します。
「水は生活をするうえで不可欠です。私たちの体も水で構成されています。時に、水があることを当たり前に思ってしまいます。水に関わるストーリーはいろいろなところにあります。ぜひ何か見つけてショートフィルムをつくってみてください。専門的な機材を使って、力強い映像を撮る必要はありません。携帯電話で撮ってもいいですし、本格的なカメラを使ってもいいのです。ぜひ私たち審査員を驚かせるような、創造的でクリエイティブなものをつくってください。あなたらしいストーリーを期待しています。」

ドラマ「ダウントン・アビー」に出演し、親善大使としてウォーターエイドへの支援を表明しているヒュー・ボネヴィル氏は、次のように話しています。
「このたび、ウォーターエイドの親善大使になることができ、嬉しく思います。また、今回初めて開催されるショートフィルムコンテストの審査員に加わることができ、とても光栄です。ほとんどの人たちは、水を当たり前のものと思いがちです。しかし、世界的には、10人に1人は選択の余地などなく、安全ではない水源から汲んだ水を飲んでいます。毎日1400人の子どもたちが、不衛生な水や衛生設備が整っていないために引き起こされる病気で命を落としています。これは大変驚くべき数字です。私たちがこうした世界的な問題に取り組むためには、ウォーターエイドの活動が必要です。私は、『水』という生命の維持に必要な資源が、様々な形で表現される映像を楽しみにしています。みなさんが制作した映像を見ることで、大勢の人たちが、どのようにしたら問題解決につながる行動ができるのか、特に、『水』が『蛇口をひねれば出てくる』といった簡単なことではない場所で暮らす人々のために何ができるのかを考えてもらうきっかけになることを、私たちは期待しています。」

シェーカル・カプール監督は話します。
「水は生活そのものです。私たちは、毎日の生活の様々な場面で水を使っています。そのうえ、水はほかに取って替わるものがない、かけがえのない資源です。しかしながら、私たちは、この必需品を当たり前のものと考えてしまいがちです。今回のコンテストでは、私たちの日常生活に水がどれほど密接に関わっているのかを、皆さんが『映像』という力強い方法を通して伝えてくれることを楽しみにしています。個性のある、クリエイティブな作品を期待しています。私自身、映画監督として審査員に加われることは素晴らしい機会だと思っています。そして、ウォーターエイドとワールドビューとともに、このコンテストに携わることができて、光栄に思います。私は若い世代の育成にも積極的に取り組んでいます。ですから、最優秀者には私が行っている映画制作の特別講義を贈りたいと思っています。」

審査員全員の名前は、2015年1月初めに公表いたします。受賞者には、富士フィルム様より寄贈いただいたカメラをお贈りします。また、最優秀者、優秀者のお2人には、シェーカル・カプール監督とワールドビューからそれぞれ、映画制作に関する特別講義が贈られます。

ウォーターエイドのフィルムプロデューサー、キャサリン・フェルサムは次のように話しています。
「ウォーターエイドは世界26か国で活動し、これまでに、安全で清潔な水によって人々の生活が変わっていくことを見てきました。3月22日の世界水の日に、ワールドビューと一緒に開催する本コンテストを通して、水が持つ素晴らしい力を祝うことができるのを嬉しく思っています。私たちは、オリジナリティに溢れた作品を期待しています。それはレンズを通して捉えた渇きや洪水、車を洗う一場面かもしれませんし、あるいは公園で植物に水やりをしている男性を捉えたものかもしれません。私たちが大いに期待しているのは、水を題材にした、創造性、独創性のある、一風変わった、または美しい瞬間を捉えたショートフィルムです。」

ワールドビューのプロジェクトマネージャー、マリオン・シンプトン氏は話します。
「ワールドビューは、一般の視聴者に世界の多様性が伝わるよう、世界中の映像制作者をサポートしています。今回、ウォーターエイドと一緒に、このようなコンテストを開催できることを心から嬉しく思います。創造的で革新的な方法で生み出された作品を楽しみにしています。これは、撮影対象をどうするのかというよりは創造力です。携帯電話でも、高画質のカメラでも、どういったものでもよいので、ぜひ個人や友達、チームなどで参加してみてください。」

【コンテストの概要】
コンテストへの応募は無料です。個人、友人、チームなどで参加が可能です。作品は.mp4または.movのフォーマットでお送りください。長さは1分以内です。1分以内であれば、短い分には問題ありません。最終審査に進んだ作品は、3月上旬に発表されます。そして、3月22日「世界水の日」の前に5人の受賞者が発表されます。

【コンテストのテーマ】
水はあなたにとってどのようなものですか?

カメラが捉えた、「渇き」や洪水、車を洗う場面、または、近くの公園で植物に水をあげている男性など、独創性のある作品をお待ちしています。何を撮影するかという以上に重要なのは、皆さんの想像力と物語の構成力です。本格的なカメラはもちろん、携帯電話のカメラで撮影した作品も大歓迎です。、オリジナルの作品を個人で、お友達と一緒に、またはチームで作ってみてください。水についてのクリエイティブな、一風変わった、または純粋に美しい作品などを期待しています。

【コンテストの応募方法】
こちらのページよりウォーターエイドインターナショナルのコンテストのページに入っていただき、ページ一番下、または青いEnterのボタンをクリックした先のページにて、作品をアップロードし、お名前、Eメールアドレス、作品の簡単な説明等、必要事項を英語でご記入ください。

【応募の詳細】
・水を題材にした作品を募集します。
・長さは1分以内にしてください。1分以内であれば長さは自由です。
・応募締切は、日本時間2015年2月21日(土)午前9時(イギリス時間 2月20日夜中24時)です。
・応募をもって規約・条件にご同意いただいたものとみなしますので、必ずご確認ください。
・作品は.mp4または.movのフォーマットでお送りください。
・本コンテストには、すべての地域、すべての国籍の方よりご応募いただけます。
・英語以外の言語が使われている作品もご応募いただけます。その際は、審査員がしっかりと作品の内容を理解したうえで審査するために、字幕または吹き替えを必ず入れてください。
・応募作品の1次審査は、ウォーターエイドとワールドビューの審査員が実施いたします。3月2日、この審査を通過した作品を、動画共有サイト(Vimeo)に公開いたします。3月20日に、この公開した作品より最優秀賞、People’s Choice賞、入賞の作品を発表いたします。
・すべての審査員は、2015年1月初めに発表いたします。
・作品に登場する人物からの同意や、映像の中で使われる音楽の許可、著作権は、応募者の責任で行っていただくようお願いいたします。
・応募作品はオリジナル作品でなければなりません。

【賞について】
最優秀賞1名:富士フイルム製カメラ、シェーカル・カプール監督による映画制作特別講義
People’s Choice 賞1名:富士フイルム製カメラ、ワールドビューによる映画制作特別講義(「People’s Choice賞」は、3月2日から20日までオンライン上で公開される作品の中から、最も多くの視聴回数を集めた作品の制作者に贈られます。)
入賞3名:富士フイルム製カメラ

【よくある質問】
1.ウェブ上には載っていない質問をしたい場合、どこにコンタクトをしたらいいですか?
[email protected]までお問い合せください。

2.結果はどのようにして見ることができますか?
一次審査の結果は2015年2月末に発表する予定です。受賞者は3月22日の世界水の日に先がけて、20日に発表いたします。

3.応募するのに費用はかかりますか?
一切かかりません。

4. 友達と一緒に制作した作品でも応募できますか?それとも個人でなければなりませんか?
個人で、友人と一緒に、またはチームで、ご応募いただけます。

5. これはドキュメンタリー映画のコンテストですか?
いいえ。すべてのジャンル・スタイルの作品でご応募いただけます。例えば、アニメ、サイレント映画、ならびに字幕、文字、音楽が入っている作品なども受け付けています。

6. 自分が制作した作品はどこで使われますか?
ウォーターエイドのウェブサイト、ウォーターエイドならびにワールドビューの動画共有サイトVimeo、Youtubeで活用させていただく予定です。また、外部のメディアサイトに掲載される可能性もあります。

7. 私が制作した作品はどのようなインパクトを与えるのでしょうか?
一次通過した作品は、ウォーターエイドのウェブサイトにて公開させていただきます。これによって、人々がどのように水とつながっているのか、また、水によって影響を受けているのかを、多くの人々に発信していただくことができます。

8. 水の危機についてどこで知ることができますか?
世界全体で7億4800万人が安全な水を利用することができず、25億人がトイレを利用できません。さらに詳しい情報はこちらから。