第二回 ウォーターエイド スピーカー講習会を開催

2015年11月28日(土)、「WaterAid Speaker Club」2回目となるスピーカー講習会を開催しました。様々なバックグラウンドを持つ10名の方が集まり、1日掛けて学びを深め、スピーカーとして認定されました。


WaterAid Speaker Clubとは

「WaterAid Speaker Club」は、子供たちを含むより多くの日本の人々に途上国の水・衛生の状況やウォーターエイドの活動に関心を持ってもらうことを目指し、オリジナル教材・授業案を使って、イベント等で授業を実施していこう!というクラブです。

ウォーターエイドでは、小・中学校の授業などを通じて、子供たちに途上国のこと、水とトイレのことを伝える活動を行ってきました。しかし行ったことのない遠い国のことを、水とトイレを不自由なく使える生活を送っている日本の子供たちに伝えるのはむずかしいものです。そこで2014年、子供たちが体験し、考え、話し合いながら、途上国の水とトイレの問題に気づき、理解できる教材・授業案を作成するワークショップを開催、参加者の皆さんの協力を得て、合計3種類の教材・授業案が完成しました。

これらのオリジナル教材を活用し、ウォーターエイドジャパンのメンバーと共に様々な学校やイベントで授業を行っていただくのが「スピーカー」です。「WaterAid Speaker Club」のメンバーである「スピーカー」の皆さんは、ウォーターエイドのオリジナル教材・授業案を使用することができるほか、年に1~2回、ウォーターエイドが主催するイベントにて実際に授業をしていただきます。また、ご自身でイベントを企画していただくことも可能です。

講習会当日プログラム

10:00 Check-in
10:15 「WaterAid Speaker Club」概要
10:25 アクティビティ体験①:プロジェクトWET「みんなの水」
11:10 アクティビティ体験②:オリジナル授業「耳をすませば」
11:55 ウォーターエイド団体紹介
12:25 ピアティーチング分け
12:35 お昼休憩
13:20 ピアティーチング①「ハッピーサークル」
13:50 ピアティーチング①「みんなのトイレ」
14:20 フィードバック
14:50 休憩
14:55 ピアティーチング②「ハッピーサークル」
15:25 ピアティーチング②「みんなのトイレ」
15:55 フィードバック
16:25 Check-out
16:45 終了

まずは授業を体験

まずはお互いの名前と顔を覚えるアイスブレイクで緊張をほぐしたあと、ウォーターエイドジャパンの理事であり、水ジャーナリストの橋本淳司さんがファシリテーターとなり、1つ目のアクティビティ「みんなの水」を行いました。このアクティビティは、アメリカで開発された水に関する体験型教育プログラム「プロジェクトWET」の1つで、1つの井戸(水源)をいろいろな目的で同時に使った場合どんな問題が起こるかを体験してもらうものです。このアクティビティを通して、「先生から教えてもらう」のではなく、「体験を通して気づく」とはどういうことかを実感してもらいました。


2つ目のアクティビティとして、ウォーターエイドジャパンが昨年ボランティアの皆さんと一緒に作成したオリジナル授業「耳をすませば」を行いました。ファシリテーターは、6月の講習会に参加した“先輩”スピーカー4名。このアクティビティでは、参加者が途上国の村のリーダー、日本企業の社員、現地NGOの職員などの役割になりきって、村の水・衛生を改善するプロジェクトを立ち上げようとした場合にどんな話し合いになるかを想像し、体験してもらいました。

実際に授業を実施

午後からは、参加者の皆さんに実際に授業を行ってもらいました。2つのグループに分かれて一方のグループが先生役、もう一方が生徒役となって授業を行う「ピア・ティーチング」という手法を使って、「耳をすませば」同様ウォーターエイドジャパンのオリジナル教材である「ハッピーサークル」と「みんなのトイレ」を行いました。

1回目のピア・ティーチングのあとに、生徒役から先生役へ良かったところと改善した方が良いところを付箋に書いて、ギフトとして交換し合います。このギフトをもとに、どんな改善をしたらより良い授業ができるかを話し合い、2回目のピア・ティーチングを行います。

1回目では役割の交代や話し合いの進行がうまくいかなかったところも、2回目では進行がよりスムーズになったり、話し合い中の生徒への問いかけが増えたりと、たくさんの改善が見られました。授業を行っていた参加者自身も1回目と2回目の違いを実感したようで、それぞれのグループが行った工夫からお互いに学び合っていました。


スピーカー認定証授与

講習会の最後には、「ぜひ社内で授業を実施したい」「次に授業をするときはこんな工夫をしたい」「子供向けにアレンジしてみたい」などの発展的な意見をいただきました。

さらに人数が増えていろいろな可能性が見えてきた「ウォーターエイドスピーカークラブ」。今後の活躍がますます楽しみです。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

講習会は今後も不定期で開催していく予定です。開催が決定した際には、ウェブサイトのニュースやメルマガ、SNSなどでお知らせしますのでぜひチェックしてみてください。

※本事業は第10回TOTO水環境基金の助成により実施いたしました。