WaterAidは、最も貧しく社会から取り残されたコミュニティの人々と力をあわせ、真のニーズ にマッチした、実用的で持続可能な 水・衛生設備・衛生習慣プロジェクトを立ち上げています。 給水設備やトイレなどハード面の支援を行う場合は、必ず衛生習慣についての教育も行い、安全な水と衛生設備が健康にもたらすメリットを最大限に活かせるようにしています。

現地パートナー

WaterAidは、能力や技術が確実に現地で育つようにする取り組みを、下記の現地パートナーと協力して行っています。

  • 現地の民間非営利団体(NGO)
  • 現地の国・地方政府の諸機関
  • 民間の公共事業会社

WaterAidは、現地のパートナーがプロジェクトを実現するための支援を提供しています。主な支援としては、資金的な支援、訓練や技術的なアドバイスの提供、さらには計画・予算編成・組織編成のサポートを行っています。

現地パートナーの組織が成長して強化されれば、金銭的にも資金的にもWaterAidの支援に頼る必要性が低下し、他の資金源を探せるようになります。そこまでくると、WaterAidは大抵、まだこれから組織を確立していかなくてはならない新しいパートナーとの活動を開始し、訓練や開発支援の循環が続いていくことになります。

さまざまな分野にわたってWaterAidが取り組んでいる問題について、詳しくご覧ください。
子ども | 資金提供 | 統治体制 | 健康 | 衛生習慣 | 社会的疎外 | 持続可能性 | 都市 | 女性

WaterAidが提供する技術

その地域に適した低コストの技術を提供し、それを利用するコミュニティが容易に維持していけるようにしています。

Borehole drilling 

深井戸掘削リグ

硬い岩がある場所や、非常に深く掘らないと水が出ない場所で使用します。

Rainwater harvesting 

雨水貯留タンク

硬い岩がある場所や、非常に深く掘らないと水が出ない場所で使用します。

きれいな屋根や雨どいから集めてろ過した水を、タンク1台で1,500リットルまで貯留し、数世帯に供給できます。

Gravity flow system 

自然流下方式

水が高台から下方に流れて貯留タンクにたまり、コミュニティの中心部にある給水蛇口に配水されます。

Rope pump 

ロープポンプ

ロープポンプは、自転車の車輪、金属やプラスチックの廃材のような再生部品を利用して、簡単な技術で建設できます。

衛生設備

現地の衛生事情に最も適した、手ごろで持続可能な解決策を提供しています。

The Gulper 

ガルパー

ガルパーは、ピット式トイレの汲み取り用パイプの上端に設置する手押しポンプです。排せつ物はノズルから汲み出され、安全に容器に移されます。


Composting latrine 

コンポスティングトイレ

1つのピットが排せつ物でいっぱいになると、そのピットを密閉し、他のピットを使います。数か月すると、密閉されたピットの排せつ物は、完全に安全な堆肥になります。

よくある技術的な質問

1. WaterAidが用いているさまざまな技術とは、どのようなものですか?

水に関する技術としては、蓋などで保護された手掘り井戸、深井戸、雨水貯留システム、水源の保護、自然流下システム、砂防ダム、集水埋渠などがあります。

ポンプが必要な場合、WaterAidでは通常、手押しポンプの設置をサポートしています。そのコミュニティで運用コストやメンテナンスコストを賄うことができ、現地で交換部品が調達可能な場合は、電気ポンプ、ディーゼルポンプ、ソーラーポンプも使用することがあります。

衛生設備の例としては、ピット式簡易トイレ、排気口付ピット式改良型トイレ(VIP式トイレ)、2槽ピット式トイレ、バイオトイレ、簡易水洗トイレ、浄化槽付共同トイレなどがあります。トイレの正しい使い方とメンテナンス方法については、人口密度の高いコミュニティで特に重要な排せつ物処理システムなども含め、あらゆる観点からコミュニティや家族に対する訓練を提供しています。

WaterAidでは、あらゆる技術について、長期的な持続可能性を第一の目的として、それぞれの方法を下記の基準で評価しています。

  • 現地市場で入手できるかどうか
  • 現地市場で交換部品・資材を入手できるかどうか
  • 複雑なメンテナンス作業や高価な部品・薬品がなくても、費用効果の高い長期的な供給を実現できるかどうか

ここに挙げた技術がすべてというわけではなく、WaterAidでは、現地で生まれた新しいアイデアや、持続可能な新技術開発の試みを支援しています。

2. WaterAidがこれらの技術を用いている理由は何ですか?

WaterAidは、長期的に持続可能な発展を重視しています。ですから、WaterAidが関与する期間だけでなく、その後も現地のコミュニティや機関が運営していける技術や方法を使っています。

水や衛生設備の供給支援に用いる技術は、現地の資金状況や地理条件に適したものでなくてはなりませんし、それを利用するコミュニティが運営・維持できるものである必要があります。

WaterAidは、現地で容易に調達・運搬可能な資材や交換部品が使われている技術を用いるようにしています。

また、技術の選択については現地の国・地方政府が独自の基準を持っている場合がありますので、WaterAidはそうした諸機関と密接に連携して活動しています。

3.WaterAidの活動に役立ちそうな新技術・新製品を考案した場合、どうすれば良いですか?

新しい技術や方法についての情報は、いつでも大歓迎です。特に、WaterAidが活動しているコミュニティが現地主導で利用できる新技術については、支援したいと考えています。水・衛生設備・衛生習慣に関する問題について、WaterAidの現地パートナーが技術的な解決策を検討・実施していくうえで、そうした新技術がおおいに役立つ可能性があります。

ただ、WaterAidは資金に限りがあるため、WaterAidの活動プログラム外のところで考案された新技術を試験的に実施できる状態にありません。もし、その技術の性能、コスト、持続可能性、適合性に関して十分なデータがあり、現地の設備やサービスの供給不足が解消できるのであれば、その技術の採用を検討する可能性もあります。

ただし、WaterAidが最も貧しい人々とともに使っていく技術としてはふさわしくなさそうだと判断した場合、その技術は採用されません。ふさわしくないと判断する理由には、コスト、交換部品の入手可能性、運用・維持スキル、特定の地理条件のもとでの使用適合性などがあります。

水や衛生設備に関する新技術を開発した、あるいは新製品があるという方は、上記の諸条件に照らしてご確認いただいたうえで、やはりWaterAidに知らせたいという場合は、WaterAidの技術アドバイザー[email protected]までご連絡ください。

技術紹介映像

世界で最も貧しい人々がきれいな水と安全な衛生設備を利用できるようにするために、WaterAidは低コストで持続可能な技術を用いています。そのなかで最もよく使用する技術を映像でご紹介します。

Man looking at the camera with a brick wall in the background

コンポスティングトイレ

農作物を育てているブッディ・シパイさん。コンポスティングトイレをどのように使い、生成された無料の堆肥をどのように畑仕事に役立てているかを説明します。
Man talking in a rural location

雨水貯留タンク

トゥジャニさんの村では、雨水貯留タンクが設置されて雨季に貯水できるようになったので、隣村まで水くみに行かなくてよくなりました。
Man looking at the camera with a rope pump in the foreground

ロープポンプ

現地の人たちから「ロープポンプおじさん」として親しまれているマーティン・ウエドラオゴさん。ロープポンプの製造とメンテナンスをしているロープポンプおじさんが、ポンプの構造と操作方法を説明。ロープポンプを設置してから腹痛になる人が減ったと語ります。