安全な水を利用できない人の数は世界中で8億4,400万人。

世界人口の約3分の1にあたる23億人の人々は、十分な衛生設備のない環境で暮らしています。

不衛生な水しかなく衛生設備も整っていないために、下痢で命を落とす子どもたちが毎年約28万9千人います。1日に約800人の子どもが亡くなっている計算になります。

Boy drinking from an unsafe water source
健康、教育、暮らしを支えるのは、きれいな水と安全な衛生環境です。しかし、この人間にとって基本的な権利すらない状態で生活している人が何億人もいます。

危機的現実

安全な水や衛生設備のない人々は、貧困と病気の悪循環から抜け出すことができません。開発途上国には、貴重な時間を費やして汚れた水をくみに行く女性が何百万人もいます。予防可能な下痢性疾患で命を落とす子どもたちがいます。その人たちが暮らす村の中を、覆いすらされていない下水が流れています。

危機的な現実に生きる人々

Girls fetching water from a water source

思春期の女の子

タンザニアのニエモ・アマニさんは毎日4時間かけて水をくみに行きます。学校には女子専用のトイレがないため、生理の間は学校を休みます。
A woman washing her child

乳幼児

ウガンダのフランシス・オケロさんは、病院の外で息子の体を洗います。もし下痢で体に必須のビタミンや栄養素が奪われてしまったら、乳幼児は正常に成長することができません。
An elderly woman putting on a jacket

高齢者

社会保障が整っていない国々では、大勢の高齢者が、他の人にお金を払ってわざわざ不衛生な水をくんできてもらったり、食べ物や薬がなくなってもがまんするといった犠牲を強いられています。
A man crouching at a water pump

障害を持つ人々

ダッカでの生活は、障害を持つアミン・ウディンさんのような人々にとって、非常に困難なものでした。障害者の生活改善を目指すアミンさんの活動が功を奏し、障害者専用設備が設置されて、その暮らしに変化が見えてきました。
Two boys filling water bottles from a tap

学校に通う子どもたち

タンザニアのある学校では、新しく給水設備が設置されました。教師のアブラハム・アマスさんは、「前は女の子の出席状況があまりよくありませんでした。水くみに行くので、いつも遅刻していたんです」と言います。
A group of adolescent girls fetching water with containers

女性

開発途上国では一般的に、時間がかかって大変な水くみは女性の仕事。何度も往復し、何時間もかかることがよくあります。