現状における問題点

給水設備とトイレ設備には、十分な資金が費やされていません。特に衛生費、つまりトイレ設備と排せつ物処理に関する支出は、何十年間にもわたって他分野の支出に後れをとっています。

これには複雑な理由が数多くありますが、要するに、実際問題として、単に誰もトイレの話をしたがらず、トイレのメリットがあまり理解・評価されていないということ、そして衛生費を優先して予算編成をする機関や政府がほとんどないということなのです。

しかし、これまでの実例を見れば、開発途上国が行う財政投資のなかで、衛生への投資は最も理にかなった投資の1つであることは明らかです。衛生に投資すれば、経済的メリットも健康上のメリットもすぐに表れます。病気で仕事を休む日数が減ります。世帯収入のなかで薬代や病院代にかかる額が減少します。女の子は学校で過ごせる時間が長くなります。地元企業が発展し始めます。そして究極的に、経済活動が拡大します。

衛生に対する投資1ドルごとに、4ドルの経済的利益があります。

WaterAidの活動

WaterAidは、衛生への投資拡大を求めて活動しています。皆様のご支援・ご協力に支えていただきながら、現地政府レベルから国連までのあらゆる機関に対してロビー活動を行なっています。世界が立ち上がって行動を起こす日まで、WaterAidは衛生費の資金提供について対話を続けていきます。

その成果が、ゆっくりと表れ始めています。先日、イギリス政府は水と衛生の予算を倍増すると発表しました。このような取り組みが、あらゆる政府や援助資金提供者によって世界中で行われるようになってほしいと、WaterAidは考えています。

衛生分野に注入される資金が増え、例えば下記のような、より良いかたちで資金が使われるようになることをWaterAidは願っています。

  • 諸機関と資金提供者すべてが衛生分野において連携を強め、無駄や重複、官僚的な活動をなくしていくこと。
  • 開発途上国のなかで最も貧しく支援が届きにくい人々を、より明確に支援対象とすること。
  • 資金の使途について、透明性と説明責任を向上させること。
  • 適切かつ持続可能なプロジェクトに投資し、長続きしないプロジェクトで資金を無駄にしないこと。

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