現状における問題点

水・衛生の改善によって得られるメリットのうち、最も明らかな利点の1つが健康の増進です。

裏返せば、下痢や急性呼吸器感染症といった病気のまん延は、水・衛生が十分でないことに大きく関係しています。この影響を特に受けやすいのが子どもたちです。実際、WHO(世界保健機関)の推計によると、世界中の子どもの死因のうち約28%は水・衛生の不備が主な原因であり、下痢で命を落とす子どもの人数は、エイズ、マラリア、はしかで亡くなる子どもを全部あわせた人数を毎年上回っています。 (WHO 2008年)

さらに、既に病気にかかっている人、とりわけHIV/エイズなど長期にわたって衰弱していく病気を患っている人は、健康な人よりもっと水と衛生設備を必要としています。

そして近年、水・衛生の充実と妊産婦保健の関係についても多くのことが分かってきました。妊娠中の女性は、できる限り妊娠期間を健康に過ごして安全に出産するために、衛生的な水と安全な衛生設備を利用する必要があるのです。

WaterAidの活動

健康の増進と水・衛生の改善は、並行して進めていかなくてはならないものであり、WaterAidは総合的な活動を目指しています。子どもたちがマラリアにかからないよう予防しても、不衛生な水を飲み続けていては何の意味もありません。

WaterAidは保健分野で直接的な活動を行っているわけではありませんが、健康と衛生は結びつきが非常に強いことから、例えば病棟や医師に資金を提供することによって、医療従事者や衛生教育者との連携をさらに強めています。

政府など諸機関に対する働きかけにおいては、幼児死亡率を低下させるのであれば、保健分野で水・衛生の改善を目的とした取り組みと投資を拡大しなくてはならないということを示すために、積極的に活動しています。

WaterAidは今後この分野でさらに活動を広げていく予定です。水・衛生の改善を、他の問題と切り離して実現することは不可能です。健康、教育、雇用などの問題も含めた総合的な取り組みのなかで、水・衛生の改善を進めていかなくてはなりません。

保健に関するWaterAidの取り組みをご覧ください(WaterAid Globalサイト)>>

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