現状における問題点

障害のある人や体の弱い人は、給水設備やトイレを利用するのが困難なために、利用できない状態で取り残されてしまうことが多々あります。

また、肌の色、社会的階級、年齢、障害、社会的地位、性別などを理由に、あからさまに差別され、水や衛生設備の利用から締め出されてしまう人たちも、さらに大勢います。こうした人々は社会的に取り残され、自分たちのために何かが決定されるような場合でも、自分たちの声に耳を傾けてもらえないことがよくあります。

WaterAidは、どこかに水・衛生から締め出されたり取り残されたりしている人がいれば、必ずその状況を打開する方法を模索します。オフィスビルを誰でも利用できるようにする活動から、差別への取り組み、給水ポンプの設計不具合の対処まで、あらゆる活動の中心に「公正・包括」の理念を据えるようにしています。

  • 公正とは、偏見がなく公平であるという理念です。これは、人によってニーズが異なり、誰ひとりとして差別されたり不利な立場に追いやられてよいはずはないという認識に基づいています。
  • 包括とは、あらゆる人が完全に参加できる状態を確保することです。トイレや給水設備の設計を改善して誰もが使えるようにすることや、自分たちの権利を求めて主張に耳を傾けてもらおうとしている人たちを、社会的地位に関係なく支援することも、この包括の理念にかかわるものです。

WaterAidの活動

差別や社会的排除、疎外を打開することは、決して簡単なことではありません。

まず、ワークショップ研修でスタッフと現地パートナーの認識・理解を高めることから始めます。

この問題を認識し、十分に理解できれば、非常に効果的に問題に取り組むことができるようになります。:

  • WaterAidのプログラムでは、女性、子ども、障害者、高齢者、慢性疾患を抱えている人、マイノリティグループなど、社会で最も排除・疎外されている人々のニーズが最も大きいという認識に立ち、こうした人々に重点を置いた活動を行っています。
  • 新しくトイレ設備や給水設備を設置する場合、すべての人々が利用できるものにするために、厳しいガイドラインに沿って設計を行います。
  • WaterAidの組織全体で、方針、戦略、行動すべての領域に公正・包括の理念を必ず組み入れるように努めています。

下のリンクをクリックして、WaterAidが取り組んでいる他の問題についてもご覧ください。:

子ども | 資金提供 | 統治体制 | 健康 | 衛生習慣 | 持続可能性 | 都市 | 女性

この映像では、社会的に疎外されるとはどういうことか、そしてこの問題を打開するためにWaterAidはどのような活動を行っているかをご覧いただけます。:

A woman in a wheelchair approaches a toilet.