インドの州政府が、ウォーターエイドの「障害者の衛生設備ハンドブック」「月経衛生トレーニングマニュアル」を採用

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Image: WaterAid/ Jon Spaull

ウォーターエイドインドが作成した「障害者のための家庭内衛生設備ハンドブック」と「月経衛生管理指導者のためのトレーニングマニュアル」がウッタル・プラデシュ州政府に採用されました。

 

ウォーターエイドインドが作成した「障害者のための家庭内衛生設備ハンドブック(Handbook on Accessible Household Sanitation for Persons with Disabilities)」がウッタル・プラデシュ州政府によって採用されました。このハンドブックは、今後同州の75県において配布され、政府職員、水・衛生技術者、村落自治体、水・衛生セクターの専門家、障害者団体や障害者サービス提供機関、その他社会的に阻害された人々をサポートする機関などが、すべての人が利用可能なトイレの設営のためのガイドラインとして利用することになっています。

また、2019年までに、ウッタル・プラデシュ州のすべての人々がトイレを使うことが可能になるように、ウォーターエイドは下記について取り組んでいます。

  • ラクナウにある「衛生設備の公園(Sanitation park:トイレに関する啓発や、トイレの設置・維持管理方法のトレーニングを行うためにトイレに関する壁画やトイレ模型などが置かれた公園)」にモデルトイレを設置し、石工や技術者を対象としたトイレ設置トレーニングを実施する。

  • ウッタル・プラデシュ州の4県において、障害を持つ人々のニーズに合ったトイレを3基以上設置する。

また、ウォーターエイドインドのウッタル・プラデシュ地域オフィスは、政府と連携して「月経衛生管理指導者のためのトレーニングマニュアル」を作成しました。本マニュアルの作成には、ウォーターエイドインドは現地パートナーVatsalyaも協力、こちらも州政府に採用されました。この包括的なマニュアルは、保健、教育、災害支援を含む多様な分野のステークホルダーに対するトレーニングにおいて、ならびに現地コミュニティによって使用されています。