【プレスリリース】バングラデシュ:壊滅的な洪水被害により状況悪化が懸念されるなか、孤立したコミュニティの支援に取り組む

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WaterAid Japan
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24 June 2022
WaterAid/ Drik/ Sultan Mahmud Mukut

モンスーンシーズンを迎えたバングラデシュでは、ここ10年で最悪規模の大雨で発生した洪水によって東部のシレット地方で数百万人が孤立状態となっています。ウォーターエイドがこれまで活動してきた地域も深刻な被害を受けています。

バングラデシュの洪水予報・警報センターによると、シレット地区の84%が水没しており、水位は上昇を続け、洪水は今後さらにひどくなると予想されています。 

こうした状況下で、ウォーターエイドはパートナー団体と協力して、もっとも支援が届きにくい村の2,500世帯に飲料水と病気等のまん延を防ぐための石けんなどの必需品を提供しています。

また、これから数週間から数か月にかけて、ウォーターエイドとパートナー団体は以下の活動を進めていきます。

  • 100か所以上の避難所(主に学校、保健医療施設、コミュニティセンターなど)の給水設備とトイレの消毒・修理
  • 洪水が引いた後、人々が安全に家に戻れるように、家庭用トイレや給水設備、井戸などの消毒や修理
  • コミュニティ、学校、保健医療施設における水・衛生設備の修復と再建、ならびに今後発生しうる災害に備えた防災・減災の推進
Communities in Sylhet deal with the devastation brought by heavy monsoon rains and flash-flooding. Hossain I.Adib, Country Director for WaterAid Bangladesh, said: “The situation is extremely grim, and the scale of the impact is only now becoming appar ...
WaterAid/ Drik/ Sultan Mahmud Mukut

ウォーターエイド・バングラデシュの現地代表代理であるホサイン・アディブは、次のように述べています。

「状況は非常に厳しく、通信手段の復旧に伴い、被害の大きさが明らかになってきたところです。通常であれば人々が避難するような学校などの施設も浸水したため、避難所は人であふれかえっています。保健医療施設や学校など、使用中の避難所では清潔な水が著しく不足しているため、洪水が引いても施設が機能しないことが予想されます。

給水・衛生の設備も破壊されたり、流されたりしています。トイレがあふれれば、清潔な水が汚染されることになります。コミュニティは今、あらゆることに加えて、病気の発生という高いリスクにさらされています。

ウォーターエイドは、通常1m強程度の水位に耐えうる持続性の高い給水・衛生設備を設置していますが、今回の洪水は前例がありません。いくら耐久性のある設備であっても、何日も水に浸かっていれば、洗浄や消毒、修理が必要になります。

気候変動により、記録的な豪雨、洪水、サイクロンなど、より不安定な天候が続くなか、人々が清潔な水とトイレを利用し、この前例のない危機を乗り切れるよう、災害に対する耐性を構築していくことに注力する必要があります。」