【プレスリリース】チャールズ3世国王陛下がウォーターエイドへの後援をご継続
チャールズ3世国王陛下は、1991年以来、ウォーターエイドの会長を務められており、今後もロイヤル・パトロン(後援者)として、活動を継続されることとなりました。国王陛下は、長年にわたり、世界中の貧困下で暮らす人々に清潔な水、安全なトイレ、正しい衛生習慣を届けるというウォーターエイドのミッションをご支援くださっています。
ウォーターエイド・イギリスのCEOティム・ウェインライトは、次のように述べています。
「ウォーターエイドは、チャールズ3世国王陛下が引き続き、後援者としてウォーターエイドに関わってくださることに感謝し、大変光栄に思っています。国王陛下は、過去30年にわたり、ウォーターエイドのビジョンである、誰もが清潔な水と適切なトイレ、そして衛生状態を保てる世界の実現に大きな役割を果たされてきました」
「また、国王陛下は、気候変動やサステナビリティといった重要なグローバル課題に対しても積極的に取り組まれています。干ばつは水源や井戸を枯らし、暴風雨や洪水はインフラを破壊し、脆弱な水源を汚染してしまいます。ウォーターエイドは、気候変動の影響を最も受けるコミュニティと協力し、気候の影響にレジリエントな給水システムやトイレを提供するために活動しています。国王陛下のご献身と熱いご意思により、ウォーターエイドは世界中で行動を起こし、水・衛生の危機を終わらせることができると確信しています」
国王陛下によるウォーターエイドへのご支援は、イギリス国内のみならず、世界中でウォーターエイドの活動とビジョンを広めることに大きくつながっています。過去には、ウガンダ、タンザニア、ナイジェリア、ガーナを訪問され、ウォーターエイドがコミュニティとともにそれぞれの地域に適した水・衛生の解決策を導入する様子を視察されました。清潔な水を安定して利用できるようになることで、コミュニティは健康になり、生活が向上します。
サステナビリティや世界的な水の安全保障、環境などの問題は、国王陛下のお心に近いものです。2020年にウォーターエイドが開催した「水と気候サミット」にも、国王陛下は参加され、感動的な基調講演をされました。このように国王陛下のビジョンと影響力は、国際社会のなかで、本質的な変化をもたらすことにつながっています。
加えて、国王陛下は、民間セクターが触媒となって、気候変動や生物多様性、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を加速させることを目的とする「持続可能な市場のためのイニシアティブ(Sustainable Markets Initiative)」を創設されました。その一環として、2021年にはウォーターエイドと協力し、「レジリエント・ウォーター・アクセラレーター」を立ち上げられました。このプログラムは、2030年までに水ストレスを抱える地域に住む5,000万人に安定的かつ持続可能な水を提供することを目指しています。