【プレスリリース】ルワンダでマールブルグ病の感染を確認-水・衛生が感染対策の鍵

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11 October 2024
Image: WaterAid/ Kwizera Emmanuel(2020年12月撮影写真)

2024年9月下旬、ルワンダ共和国でマールブルグ病の感染が確認され、同国政府は、「アウトブレイク」を宣言しました。2024年10月6日までに49件の感染と12名の死亡が確認されています。その多くが医療従事者であり、このほどワクチンの臨床試験が開始されました。

この状況に対し、ウォーターエイド・ルワンダは「感染予防の基本は水・衛生から始まる」と訴え、長期的にルワンダの人々の健康を守るために、水・衛生が最優先課題であると強調しています。

ウォーターエイド・ルワンダのカントリーディレクター、ヴェスティン・ムケシマナは、次のように述べています。

「マールブルグ病により命を落とされた12名の方々、特にその多くが医療従事者であることに対し、ウォーターエイド・ルワンダは謹んでお悔やみ申し上げます。」  

「マールブルグ病の脅威に対し、ワクチン接種と共に、水・衛生という基本的な対策が感染予防の重要な鍵であることを忘れてはなりません。水・衛生による感染予防は費用対効果が高く、すぐに実行可能なものであり、国内で、そして世界的にも命に関わる病気のまん延を抑えるために非常に重要です。しかし現在、保健医療施設の4分の1で清潔な水と衛生設備、衛生行動が欠けており、こうした状況が感染拡大の温床となっています。」

「ウォーターエイド・ルワンダは、政府と協力し、水問題の持続可能な解決策の推進と衛生習慣の改善に取り組んでいます。これらの対策は、長期的にルワンダの人々の健康を守り、マールブルグ病のような感染症の世界的なまん延を迅速に抑えるために不可欠です。」

ウォーターエイド・ルワンダは、状況をモニタリングし、保健省と連携し、清潔な水と衛生行動を通じた感染予防策に焦点をあてながら、国による感染症への対応をサポートしていきます。