【プレスリリース】熱波に続き、甚大な洪水被害に見舞われたパキスタンで緊急支援を開始

on
31 August 2022
In
パキスタン, 水/Water
洪水により破壊された家屋(パキスタン、パンジャブ州)
WaterAid

ウォーターエイドの活動国のひとつであるパキスタンでは、6月中旬から続く豪雨で各地で洪水が発生し、多くの市民が命を落とし、甚大な被害に見舞われています。ウォーターエイドは、被災した人々が、清潔な飲料水を得て、安全にトイレを利用することができるよう、衛生キットの配布や給水設備の消毒、仮設トイレの設置など緊急支援を展開していきます。 

政府や国連人道問題調整事務所(OCHA)の発表によると、6月中旬以降、モンスーン(雨期)による豪雨と洪水により、パキスタンでは3,000万人が被災しました。また、子供348人を含む1000人以上の住民が犠牲となり、少なくとも993,000棟の家屋が崩壊、157の橋が崩落するなど甚大な被害が発生しています。 

ウォーターエイドは、パキスタンにおける今回の災害に対応して、初期緊急支援として3000万パキスタンルピー(日本円で約1880万円以上)の予算を確保。南部のバディン県(シンド州)、中部のラジャンプル県(パンジャブ州)、北部のスワート県(ハイバル・パフトゥンハー州 )で、現地パートナーの協力を得て、石けん、タオル、ポリタンクなどの衛生キットの配布、飲用水源の消毒、学校や避難所における仮設トイレの建設、月経衛生キットの提供など、被災した女性・女の子のニーズに対応する支援を行うほか、流れ込んだ水の排水支援等を実施する予定です。 

the-main-street-of-jampur-rajan-pur-submerged-in-flood-water-punjab-pakistan
WaterAid

ウォーターエイド・パキスタンの現地代表であるアリフ・ジャバー・カーンは次のように述べています。 

「パキスタンで発生した壊滅的な洪水は、気候変動が一国の力ではどうにもならないことを物語っています。パキスタンは今年初め、猛烈な熱波に見舞われ、今度は洪水で1000人以上が死亡し、3000万人以上が被災しました。このままでは、今後数年間でさらに深刻な事態に陥る可能性があります。」 

「国際社会のリーダーたちが立ち上がり、洪水で被災した何百万人の人々に対し、食料や避難所、感染症や病気のまん延を予防するための清潔で安全な水の提供を通じ、支援の手を差し伸べてくれることを求めています。給水設備、トイレ、そして生活を再建していかなければなりません。」 

「同時に、私たちはより長期的な観点から、早急に行動を起こす必要があります。気候危機は、水の危機です。ですから、世界中で気候変動の影響を緩和し、もっとも脆弱なコミュニティが水や食料といった基本的なものを確実に入手できるよう、包括的かつグローバルな行動が必要です。すでに気候変動の影響が現れているとしても、です。国際社会のリーダーたちが集うあらゆる会議で、気候危機を最優先の議題とすべきです。」