「トイレットアイデアソン」を開催しました

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14 November 2015
In
日本

「トイレットアイデアソン」を開催しました

トイレットアイデアソン

 

2015年11月14日(土)、ウォーターエイドジャパンは日本トイレ研究所とともに、来年の「世界トイレの日」に向けた企画を考えるイベント「トイレットアイデアソン」を開催しました。

「世界トイレの日」とは

11月19日は「世界トイレの日(WORLD TOILET DAY)」です。

現在、世界の全人口の約3分の1が衛生的なトイレがない環境で生活していると言われており、そうした地域では、プライバシーも人としての尊厳もない排せつ環境におかれています。さらに衛生的なトイレがないことで、病気に感染してしまうなどの問題が起きています。

こうした問題を受け、2001年11月19日に世界トイレ機関(World Toilet Organization)が創設され、「世界トイレサミット」が開催されました。さらに2013年の国連総会において毎年11月19日を国連「世界トイレの日」と制定しました。「世界トイレの日」は、世界で起こっているトイレの問題を多くの人に知ってもらい、公衆衛生への関心を高め、問題解決を加速していくための日です。

一方、日本では、家庭はもちろん、学校、職場、病院などほとんどの公共の場に快適なトイレがあり、トイレがないことの不便さや問題に触れる機会は多くありません。

そんな日本の方々に、広く世界のトイレ問題を知り考えてもらうため、来年(2016年)の「世界トイレの日」に行う企画を考えるアイデアソン形式のワークショップを開催しました。

※アイデアソンとは:特定のテーマについてグループ単位でアイデアを出し合い、それをまとめていく形式のイベント。アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を合わせた造語。
 

来年の世界トイレの日に向けて

当日は「インプットタイム」「ブレストタイム」「グループワーク」の3部構成で行われました。

インプットタイムでは、日本トイレ研究所からの「日本のトイレの問題」、ウォーターエイドジャパンからの「世界のトイレの問題」のほか、株式会社LIXILのご協力を得て、「企業の取り組み」についてのプレゼンを実施。参加者の皆さまにまず「トイレ」にまつわるトピックについて知っていただきました。

トイレットアイデアソン

インプットタイムで学んだあとには、グループごとにどんどんアイデアを出し合い、自由に想像を広げるブレストタイムを設けました。

トイレットアイデアソン

最後には、ブレストタイムで出たアイデアをさらに深めて、企画を形にするグループワークを実施。チームごとに本当にユニークなアイデアがうまれ、それぞれのグループの発表の度に感嘆の声が上がっていました。

トイレットアイデアソン

半日をかけてのイベントでしたが、時間が足りないと感じるほどたくさんのアイデアが出て、来年のトイレの日に向けてとても良いスタートが切れたと思います。次のフェーズでは実際に来年の「世界トイレの日」に向けて具体的に計画を進めて行ければと思います。ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!