日本政府に「エボラ出血熱感染拡大防止への迅速な対応を求める要望書」を提出

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13 November 2014
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日本

11月13日、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、アムネスティ・インターナショナル日本、およびウォーターエイドジャパンの3団体は外務省を訪問し、「エボラ出血熱感染拡大防止への迅速な対応をG20諸国の首脳に求める署名」の日本国内で集まった1,047筆、ならびに要望書を、中根一幸外務大臣政務官にお渡ししました。

エボラ出血熱の感染拡大を阻止するためには、国際社会が一丸となった対応が急務であるなか、11月15日、16日に、オーストラリア・ブリスベンでG20首脳会合が開かれます。国際NGOセーブ・ザ・チルドレンが多くのパートナーとともに、G20諸国の首脳に対し、エボラ出血熱感染拡大を止めるための迅速な対応と、人員、装備、資金の確保を求める署名運動を実施、世界で165,490筆が集まりました。日本では、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが署名活動を実施し、アムネスティ・インターナショナル日本とともに、ウォーターエイドジャパンも署名を呼びかけました。

中根政務官は、「この危機は国際社会の喫緊の課題であり、G20としてしっかり取り組まなければならない。議論で終わらない具体的な支援策につなげる必要があり、日本政府としても引き続き様々な支援に取り組んでいく」と力強く述べられました。

ウォーターエイドジャパンからは、以前より、感染が拡大している地域の基礎的なインフラ・サービスは脆弱であり、安全な水や衛生設備の欠如、手洗いなどの衛生習慣の普及が不十分であることが、エボラ出血熱の感染拡大の一因となっていることから、緊急性の高い支援とともに、長期的な対策も重要であることを伝えました。

署名にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。