水から考える未来のコミュニティ-SDGsの上手な使い方

on
8 July 2015
In
日本, 水/Water

「水から考える未来のコミュニティ」第1回開催

2015年7月6日(月)、「水から考える未来のコミュニティ-SDGsの上手な使い方」の第1回セミナーが開催されました。

Group work

今年9月、2030年までに世界が達成すべき目標「SDGs(持続可能な開発目標)」が国連総会で採択されます。この目標には「健康な生活の確保(Goal3)」「安全、レジリエント、かつ持続可能な都市および居住区(Goal11)」などが含まれており、日本に住む私たちにとっても大切なものばかりです。

「水から考える未来のコミュニティ」は、この目標をただ勉強するのではなく、自分たちのまちづくりの「物差し」や「点検項目」にとして捉えられないか、この目標を上手に使うことができないか、という観点から、「水」を切り口に私たちの「まち」について皆さんと共に考えていくために企画されました。 

全4回のセミナー&フィールドワークの第1回である今回は、セミナーとワークショップという構成で行われました。

水に関する課題を考える

第1部は、3つのそれぞれ異なる視点から、水に関する課題提起のプレゼンテーションが行われました。

Seminar

1.自然災害とレジリエンス(ジャーナリスト 橋本淳司)
……近年各地で多発している都市型洪水や土砂災害を例に、気候変動時代のまちづくりを考える

2.公正な水利用(JANIC 堀内 葵)
……世界で起きている水を巡る争いと国際協力について考える

3.健康な生活と水・衛生(ウォーターエイドジャパン 高橋 郁)
……あたりまえのように使っている水とトイレーこれらがないと私たち の生活はどうなるかを考える

解決したい水の課題

第2部では、3つのプレゼンをもとに、参加者の皆さんが解決したい、解決する必要があると考える水とまちづくりの課題を挙げていただきました。途上国の水の問題から、日本の水インフラ、雨水利用、未使用水の活用、水道の民営化など、多様な課題が挙げられました。

Share their opinion


それぞれの課題をシェアした後、挙げられた課題をふまえて、大きく5つのグループを作成。理想の未来は何か、課題を解決するためにはどんなことが必要か、SDGsではどのように扱われているのかを考えるグループワークを行いました。

様々なバックグラウンドを持つ皆さまが集まってのグループワークは白熱し、幅広い課題について知り考える貴重な機会となりました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

長野でのフィールドワーク
第2回は、フィールドワークです。長野県安曇野市にて、地下水活用事例や地下水活用のルールづくりについて学びます。

「わさび」に象徴されるように、水の豊かなイメージがある安曇野市ですが、実は近年地下水の激減が問題になっていました。水の減少は、市民の飲み水だけでなく、農業、畜産業、飲料業界など、多方面に大きな影響を及ぼします。こうした問題にどのように向き合い、解決してきたのか、実際に目で見ながら学び考えていく予定です。

詳細・お申込み先は後日発表いたします。皆さまのご参加を楽しみにお待ちしております。


●持続可能な開発目標(SDGs)とは 
2015年を達成期限とするミレニアム開発目標に代わる国際的な目標として、2015 年9月、国連で「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」 が採択されます。環境、社会、経済面を考慮した17の目標が盛り込まれる予定で す。これらの課題はすべての国に共通しており、途上国と先進国という枠組みに とらわれずに持続可能な社会をつくる動きが加速していくことが求められていま す。

●運営主体 
共催:特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン国連生物多様性の10年市民ネットワーク
協力:一般社団法人環境パートナーシップ会議(EPC)
アドバイザー:橋本淳司(水ジャーナリスト/アクアスフィア代表)