水から考える未来のコミュニティ-奥多摩フィールドワーク

on
7 November 2015
In
日本, 水/Water

今年9月、2030年までに世界が達成すべき目標「持続可能な開発目標」が国連総会で採択されました。この目標は「健康な生活の確保(Goal3)」「安全、レジリエント、かつ持続可能な都市および居住区(Goal11)」など、日本に住む私たちの「まち」にとっても大切なものばかりです。この目標を単に学ぶだけではなく、自分たちのまちづくりの「物差し」や「点検項目」にできないか、この目標を上手に使うことができないかー「水」を切り口に考えてみるセミナー&フィールドワークを開催します。

連続4回セミナーの第3回目となる今回は、奥多摩のフィールドワークです。第1回、第2回に参加された方はもちろん、今回だけの単発のご参加も大歓迎です。この機会に、持続可能な未来をつくるためのアクションについて考えてみませんか?

第3回 奥多摩フィールドワーク
「東京都の水源林を歩く&生物多様性と林業」

東京都の水道を支える水源林を、現地で管理されている方の案内とともに歩きます。東京都水道局では水源林の手入れや再生を図るために「多摩川水源森林隊」を設立し、ボランティアの協力を得て水源林の保護に努めています。具体的にどのような取り組みがなされているのか、実際に見てみましょう。また、間伐材を利用することで資源の適切な利用や生態系の保護に一役買っている企業の取り組みを見学することで、水源林保護と生物多様性保護のつながり、そして持続可能な社会作りへのヒントを考えます。

日 時: 2015年11月7日(土)午前10時 JR青梅線「奥多摩駅」集合

プログラム(天候等により変更する場合があります)
【午前】奥多摩湖(小河内貯水池)の見学
奥多摩湖(小河内貯水池)を見学し、水源林管理の現状や生態系サービスの活用などを学びます。

【お昼】奥多摩水と緑のふれあい館で昼食休憩

【午後】東京・森と市庭(いちば)(*) 奥多摩フィールド(旧小河内小学校)
(1)株式会社 東京・森と市庭の挑戦に学ぶ
東京の奥座敷・奥多摩の森林と都市部の人びとの生活を結びつけ、ゆたかな恵みと循環を育む事業を展開する、株式会社 東京・森と市場。奥多摩フィールドで働くスタッフの方からお話を伺い、未来の社会や暮らしのあり方を考えるヒントを得ます。

(2)セミナー&グループディスカッション
国連で採択された2020年までの新開発目標 -持続可能な開発目標(SDGs)-の実施に向けてどのようなアクションが可能か。奥多摩フィールドワークからの学びを振り返りつつ、グループ・ディスカッションを行います。

【17時頃】「JR奥多摩駅」 解散(予定)

*東京・森と市庭
東京の森で営みを為し、都市との連なりを興し、森(生態)と人(生活)の同期性を再現する。「東京」という同一空間における心的一体感を醸成し、空間的豊かさを形成する」をミッションに掲げ、木材の生産・加工、販売・プロモーション、学校コミュニケーション、不動産、広報・マーケティング事業などを手がける。

参考交通手段
【行き】
8時19分 JR新宿駅発「JR特別快速ホリデー快速おくたま5号」乗車→9時51分 JR奥多摩駅着

【帰り】
18時05分 JR奥多摩駅発→19時46分 JR新宿着

参加費:3000円
(資料代、施設見学費 ※集合場所までの交通費、現地での食費等は自己負担でお願いします)

今後の予定

■第4回 「水から考える未来のコミュニティ」フィールドワーク&セミナー
日時:2016年1月頃
場所:墨田区
内容: フィールドワーク、グループワーク、全体セッション

運営主体
【共催】
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
国連生物多様性の10年市民ネットワーク
特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン
【協力】
一般社団法人環境パートナーシップ会議(EPC)
動く→動かす」(GCAP Japan)
【アドバイザー】
橋本淳司(水ジャーナリスト/アクアスフィア代表)