【ニュース】国連水会議(3月22日-24日)における水・衛生とウォーターエイドのイベント

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WaterAid Japan
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22 March 2023
In
水/Water
Molia Abdallah, 47, washing hands at the water kiosk in Chicoma, Mozambique. June 2019.
Image: WaterAid/Chileshe Chanda

2023年3月22日~24日、国連は1977年に開催されて以来となる国連水会議(UN Water Conference)をニューヨークで開催します。ウォーターエイドはこの会議に参加し、水・衛生の重要性について積極的に発信する予定です。 

 

国連水会議とは 

「『持続可能な開発のための水』国際行動の10年2018-2028」の中間包括的レビューに関する国連決議に基づき、国連総会は、ニューヨークで「国連2023水会議 (UN 2023 Water Conference)」を開催することを決定しました。この決定に基づき、2023年3月22日~24日、タジキスタン政府とオランダ政府が会議を共催。各国政府や多様な分野のステークホルダーが集まり、持続可能な開発目標(SDG)ゴール6の達成に向けた障壁を特定し、ゴール6達成の進捗を加速させるための機会と革新的な方法を検討します。 

この会議では、開会式と閉会式、6つのプレナリー、5つの対話型会議(Water for Health、Water for Development、Water for Climate, Resilience and Environment、Water for Cooperation、Water Action Decade)が開催されるほか、多くの関連イベントが開催されます。 

多様な分野のステークホルダーが、「水行動アジェンダ」に自発的なコミットメントを出し、それがこの会議の成果となります。水行動アジェンダは、2023年7月に開催される持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラムに引き継がれる予定です。 

 

水というテーマは大きいため、本会議では、水・衛生以外にも多くのアジェンダが議論される予定です。ウォーターエイドは、水・衛生が、農業、食糧安全保障、健康、幅広い水管理など、水をめぐる他の重要なアジェンダにいかに関連しているかということを強調する予定です。 

水・衛生は、世界、国、そして家庭のレジリエンスを高めるために不可欠なものです。そして、経済、農業、栄養、公衆衛生、ジェンダー平等、そして環境に変革をもたらします。ウォーターエイドは、2022年2月に発表した「グローバル戦略2022-2032」に沿って、気候変動の脅威がますます高まり、水に関連する災害や経済的課題の影響が増大する中で、水・衛生に取り組む重要性を発信していきます。 

 

※下記記載している時間は、アメリカ東部時間です。

  • 3月22日 9:30-10:45
    公式サイドイベント「Water Security and Sanitation for Resilience across the SDGs(SDGsを横断するレジリエンスのための水・衛生)」(招待制)

米国政府と共催する招待制の公式サイドイベントです。このイベントでは、水・衛生が、世界レベル、国レベル、そして家庭レベルのレジリエンスの基礎をなし、経済、農業と栄養、公衆衛生、ジェンダー平等、そして環境に変革をもたらしているかを議論します。本イベントには、マラウイ政府、バングラデシュ政府、アフリカ開発銀行、世界食糧計画、アメリカ海洋大気局、民間セクターのディアジオ等からスピーカーをお迎えします。 

  • 3月21日 8:00-9:30
    「SDG 6.2 – A pipe dream without a professional sanitation workforce (SDGsゴール6.2  - 熟練衛生作業員の労働力なしでは夢物語)」(オンライン開催)

ウォーターエイドが、Pan-African Association of Sanitation Actors、WHO、Sustainable Sanitation Alliance、国際労働機関、世界銀行グループ、国連人間居住計画等と共催するサイドイベント。合わせて、衛生作業員の写真と、彼ら自身の経験を紹介するマルチメディア展を開催しています。バーチャル版はこちらからご覧いただけます。 

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  • 3月21日
    カクテルレセプション「Women as change makers(チェンジメーカーとして女性)」(招待制) 

ディアジオ、コカ・コーラ、ウォーターエイドからスピーカーを招き、SDGsゴール6の達成に向けたリーダーとしての女性の役割について考えます。 

  • 3月23日 9:00-10:30
    The Resilient Water Accelerator (RWA)サイドイベント 

ザック・ゴールドスミス英国国務大臣(海外領土・英連邦・エネルギー・気候・環境担当)が共同議長を務める本イベントでは、幅広い水セクターと投資家が参加し、低中所得国の水供給への投資を加速させることを目指します。 

  • 3月23日 15:00-16:30
    End Water Povertyサイドイベント「Hearing the Unheard:Hearing the Unheard: Human Rights to Water and Sanitation(声をあげづらい人々の声を聞く:水・衛生の人権)」 (オンライン開催)

南アフリカ共和国政府が主導し、国連人権高等弁務官事務所、国連特別報告者、15の市民社会組織およびネットワークパートナーが、取り残されがちなグループの声を共有し、国や地方政府、国連からの対応について議論します。 

参加登録(zoom)はこちら

 

水・衛生は、農業や保健、水資源管理など、多様なセクターと関わっています。水・衛生は、経済発展の核ともなる分野横断的な課題です。下記、水・衛生関連のサイドイベントを紹介します。