WaterAid、国連の持続可能な開発目標提案を歓迎

Posted by
Kasumi Tachibana
on
21 July 2014
In
Hygiene
WaterAidは、国連オープン・ワーキング・グループによって、先日提案された、17の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)案を歓迎します。これらの目標案が目指しているのは、極度の貧困の根絶と、開発が今後も持続可能であることを確実にすることです。
第6目標案には、2030年までにあらゆる場所のすべての人々に向けて、水と安全な衛生設備の基本的な利用をもたらす野心的な個別ターゲット(下記参照)が設定されています。

・安全で手頃な価格の飲料水を、普遍的かつ公正な形態ですべての人にもたらす

・適切で公正な衛生設備と衛生習慣を、すべての人にもたらす

・野外排泄を2030年までになくす

さらに本目標案は、利用における不平等にも注目し、少女、女性、および脆弱な状況に置かれた人々のニーズにも特別な注意を払っています。

「この成果文書は、今後一年間かけて行われる、多岐に渡る国連交渉の確固たる基盤となるもので、水と衛生の世界的な危機が、国連のアジェンダにしっかりと取り上げられていることを告げています。水と並行して衛生の問題が盛り込まれたことは、既存のミレニアム開発目標に、衛生に関する目標が後から追加された15年前のことを考えると、大きな進歩です」WaterAidのグローバルポリシー・キャンペーン部門のディレクターであるマーガレット・バティーは語っています。

「私たちが特に嬉しく思うのは、女性、少女、および脆弱な状況に置かれた人々について、具体的に言及されている点です。仕事や、水の入った重い容器を運ぶ長い道のりで怪我をする危険の矢面に立たされるのは、女性や少女たちなのですから。彼女たちは、不衛生な水により病気になった家族の面倒を任されます。さらに、用を足すための安全で一人になれる場所が不足しているため、身の安全も脅かされているのです。」
オープン・ワーキング・グループの報告に続き、国連加盟国70か国による交渉が18か月に渡り繰り広げられます。現在、報告書は国連総会の全メンバーの手に渡り、2015年9月の最終目標策定に先立ってさらなる検討が行われます。

衛生設備を利用することができない人口の割合を半減することを目指す既存のミレニアム開発目標のターゲットは、目下のところ複数のターゲットの中で最も目標達成からかけ離れたものとなっています。

今日、約7億4800万人の人々(世界の人口の10人に1人)は、清潔な飲料水を手に入れることができません。その上、25億人の人々には、基本的な衛生設備を利用する機会がなく、10億人が野外排泄を行っています。

提案された持続可能な開発目標とターゲットについては国連のウェブサイト(英語サイト)をご覧ください。

WaterAidの水・衛生とポスト2015についての詳細はこちら(英語サイト)をご覧ください。