490万人が清潔な水を飲めません。
490万人が清潔な水を飲めません。
国民の7人に1人の割合です
約8,600万人が適切なトイレを使えません
約8,600万人が適切なトイレを使えません
それは人口の半分以上です
1年に1,700人以上の5歳未満の子供たちが下痢で命を落としています
1年に1,700人以上の5歳未満の子供たちが下痢で命を落としています
不衛生な水と、適切なトイレの不足が原因です
バングラデシュでのウォーターエイドの活動
ウォーターエイドは、地元の団体IDEAと協力し、紅茶園で働く労働者のコミュニティに、清潔な水と適切なトイレを届けています。これは画期的な取り組みです。
茶園労働者の権利
紅茶園で茶摘み作業をする労働者たちは、バングラデシュの最貧困層に属しています。紅茶園は、紅茶のみを栽培する大規模農園(プランテーション)で、1日働いて得られる収入は、100円程度です。農園の所有者は、労働者の健康と教育を保障する法的責任を負っていますが、実際には多くの場合、状況は劣悪です。人々は飲み水を手掘りの井戸や小川に頼り、トイレがないため野外排せつをする以外の選択肢がありません。
バングラデシュの北東部、シレットの近くにグルニ茶園はあります。茶園の労働者でつくる評議会の議長、ムリツンジョイ・カルミさんは「農園の所有者たちは、IDEAやウォーターエイドに関与してほしくありませんでした」と話します。「彼らは私たちに知識を持ってほしくなかったのです」。
ウォーターエイドは、紅茶園の所有者たちに、「水、トイレ、衛生習慣を改善することによって、労働者の健康を維持することができる」と説明し、理解を得ながら、取り組みを進めています。ウォーターエイドの支援者の協力を受けて、これまで21の紅茶園で、4万5,000人が清潔な水と適切なトイレを利用できるようになりました。
翻訳協力:立命館大学実践経済演習の皆さま