340万人が清潔な水が飲めません
340万人が清潔な水が飲めません
それはおよそ4人に1人に相当します。
5人のうち2人は適切なトイレを使えません
5人のうち2人は適切なトイレを使えません
その数は660万人です。
農村部では10人のうち6人が適切なトイレを使えません
農村部では10人のうち6人が適切なトイレを使えません
都市部では10人のうち約9人が適切なトイレを利用しています。
この国に住む人々は柔軟で機知に富んでいます。例えばコミュニティ全体を湖に浮かべる方法や、河川の堆積地で作物を収穫する方法を考え出しました。カンボジアの人の創造的なアプローチは、ウォーターエイドの活動をより効果的なものにしています。
カンボジアでのウォーターエイドの活動
ウォーターエイドは、地元のパートナーや他の組織と協力することによって、革新的な解決策を展開しています。浮遊式のトイレから病院専用の手洗い場まで、カンボジアの人々がより良い日常生活を送れるようにするため、ウォーターエイドはカンボジアの人々と協力しながら支援を行っています。"
清潔な水、青々とした菜園
プレックベイでは、約900人の住民が小規模な農業に従事し、なんとか生計を立てています。水道サービスやトイレがないことは、経済的な困難をさらに大きくします。
つい最近まで、この地域で水を手に入れる唯一の方法は、巡回してくるトラックから水を買うことでした。その水質には問題があり、値段も高価でした。さらにそのトラックは予定通りには来ませんでした。「時々トラックが2日間来ないこともありました」とクロー・フォンさん(75歳)は話します。
こうした負担と生活の苦労は、人々が本来できるはずのことを不可能にしていました。
状況は、ウォーターエイドが地域のパートナーであるDDSPと共に活動を始めたことで劇的に変化しました。DDSPは、カンボジア国内で障害のある人々の支援に力を入れている団体です。
フォンさんはとても幸せにそうに話します。
「今、私は水を使うことができます。野菜を栽培してそれを調理したり市場で売ったりできます。今は、カボチャやレモングラスなどを栽培しています」
水上の村のイノベーション
トンレサップの湖上で生活する10万人の人々にとって、湖は彼らの生命の源です。ウォーターエイドは、排せつ物を処理するため、ハンディポッドという浄化装置の普及に協力しました。細菌と水生生物の力で排せつ物を分解し、汚染物質を取り除いた上で水を湖に戻します。これにより、湖で獲れる魚や湖の水で洗う食器が排せつ物で汚染される危険がなくなりました。
翻訳協力:立命館大学実践経済演習の皆さま