エスワティニ王国
首都:
ムババーネ
人口:
130万人
面積:
1万7,364
km2

3方向を南アフリカに囲まれ、東側をモザンビークと接するエスワティニ王国(旧スワジランド)。この国には、山、渓谷、草原、ジャングルがあり、4つの異なる気候が人々の生活を形作っています。

エスワティニでは、約3人に1人は清潔な水を使えず、5人に2人はトイレのない生活を送っています。この環境は健康にも影響を与えており、この国の平均寿命は49歳です。

また、エスワティニは、HIV感染者・AIDS患者の割合が世界で最も高く、 その割合は、人口のほぼ3分の1にのぼります。HIV感染者はトイレや衛生習慣の欠如によって引き起こされる下痢症に脆弱であり、また、服薬を効果的にするためにも、清潔な水が必要です。

が清潔な水を使えません

それは42万人余りに相当します。

が適切なトイレを使えません

それは57万4,000人余りに相当します。

の5歳未満の子供たちが下痢で命を落としています

不衛生な水と、適切なトイレの不足が原因です。

エスワティニでのウォーターエイドの活動

ウォーターエイドは、現地のパートナー団体であるNazarene Compassionate Servicesと協力して農村地域を支援し、干ばつをはじめとする気候変動による影響をできるだけ小さくしようとしています。

ウォーターエイドは、地元のコミュニティと協力し、水・衛生に関する研修や建設資材の提供を通じて、清潔な水を販売する「ウォーターキオスク」の開設・運営や、トイレの建設を支援しています。ウォーターエイドはまた、農村地域での水の供給に関する適切な方針が立てられるようにエスワティニ政府と協力しています。こうしたことはすべて、水・衛生の設備ができた後、ウォーターエイドのプロジェクトが終了しても、設備が長く維持され、使用されることにつながります。そして、エスワティニのすべての人に、清潔な水、適切なトイレ、正しい衛生習慣が届くようになるのです。

学校のトイレは若者たちの未来を開く

WaterAid/ Nyani Quarmyne/ Panos

リンディウェさんはルボンボ県にある高校の校長を務めています。リンディウェさんは、2014年にこの高校で働き始めてすぐ、生理用品がない、学校にトイレがないといった理由で、多くの女子生徒が月経期間中に学校を休むことに気が付きました。その上、適切なトイレがなく、清潔な水も使えないために、生徒たちは下痢を起こしていました。水やトイレという基本的なものがないために、教育の機会が制限され、希望や将来の可能性にも影を落としていました。

ウォーターエイドは、現地のパートナー団体であるNazarene Compassionate Servicesと協力して、リンディウェさんの学校に新しいトイレ棟を建設しました。そこには、給水設備が備えられたほか、女子生徒が月経のときに使う特別な部屋も設けました。

リンディウェさんは、こう言います。

「生徒たちは、トイレを使った後に手を洗わなければいけないことを知っています。水とトイレが整備され、健康の面でも、教育の面でも効果がありました。生徒が下痢になることも減りました」

 

翻訳協力:立命館大学実践経済演習の皆さま

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