パプアニューギニア
首都:
ポートモレスビー
人口:
825万人
面積:
46万2,840
km2

山岳地帯に広がる熱帯雨林が特徴のパプアニューギニアは、生息する野生生物の豊かさで知られており、その多くはまだ発見されていないとも言われています。また、パプアニューギニアのコミュニティは多様で、800の言語が話されています。人々は自給自足的な生活を送っています。

2012年にウォーターエイドがパプアニューギニアで活動を始めて以来、私たちは大きな変化を目撃してきました。パプアニューギニアの政府は、清潔な水、適切なトイレ、正しい衛生習慣が、健康や教育、生活を向上させるために重要な役割を担っていることを明確に理解しています。そして、こうした不可欠なサービスを全ての人々に提供しようと計画しています。

実現のために、するべきことはたくさんあります。最貧困層の人々にとっては、不衛生な水を飲んで病気になること、それによってときに命を落とすことは特別なことではありません。安全でプライバシーが確保されたトイレもありません。

女性や障害者は特に、安全で健康的な生活を送ることが困難であり、貧困から抜け出し、自分の可能性を広げるどころではない、という状況にあります。政府や水・衛生に関わる人たちは、清潔な水、適切なトイレ、正しい衛生習慣の大切さを認識しています。しかし、それらを提供するための経験や人材、予算が不足しているのです。

が清潔な水を使えません

それは10人のうち6人に相当します。

が適切なトイレを使えません

700万人以上が野外で排せつしています。

の5歳未満の子供たちが下痢で命を落としています

不衛生な水と、適切なトイレの不足が原因です。

清潔な水とともに育つ命

Image: WaterAid/Tom Greenwood
赤ちゃんはもう病気にならないわ。彼女は元気よ。
東セピク州のレオニー・レックスさん(28歳)

ウォーターエイドは地元の人々と協力して、東セピク州のムサンガン村に11カ所の給水設備を設置しました。いつでもすぐに、清潔な水を飲んだり、子供たちの手や体をきれいに洗ったりすることができます。みんなの生活が快適になり、健康になりました。

レオニーさんのように赤ちゃんを育てている人にとっては、清潔な水が使えることは、安心して子供を育てられることを意味します。「赤ちゃんはもう病気にならないわ。彼女は元気よ」とレオニーさんは話します。

村の住民たちは、計画から建設までのあらゆる段階に参加し、この給水設備をつくりました。そのため、住民たちは「自分たちの設備」という気持ちを感じています。今では、住民全員が「自分たちで給水設備とトイレを修理できる」という自信を持っています。この村は、設備を自分たちで適切に維持管理し、使い続けていくことができるでしょう。

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