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人々の健康を守る病院や診療所に “命の水”を届ける

人々の健康を守る病院や診療所に “命の水”を届ける

ウォーターエイドの冬募金にご協力ください

今日も世界中で、看護師、清掃員、医師、その他多くの医療従事者が、人々の健康と命を守る使命を果たすために働いています。しかし、病院や診療所などの保健医療施設に清潔な水がなければ、医療従事者たちは手を洗ったり、施設内を清掃したり、衣類やシーツを洗濯したりして衛生状態を保つこともできず、感染リスクにさらされてしまいます。命を守る保健医療施設に、汚れた水を使うしか選択肢がなければ、人々の命と健康を守ることはできません。

世界の最貧国のひとつであるモザンビーク。北部のニアサ州クアンバ郡にあるナパカラ診療所は、16のコミュニティの中心に位置しています。

ここではマラリア経口薬の投与から出産、赤ちゃんのケアまで、2部屋しかない小さな施設で、様々な医療を提供し、地域の人々の暮らしを支えています。

しかし、この診療所に清潔な水はありません。

水は私にとって“命”そのものです
マリアさん(看護師)

ナパカラ診療所で看護師として働くマリアさんは、週7日24時間体制で地域の人々の健康と命を守る仕事をしています。

清掃員兼補助員として働くマニュエルさんも、朝5時から掃除をしたり、井戸から水をくんだり、予防接種の準備をしたり、傷の手当をしたり、休むことなく働いています。

しかし、 診療所には蛇口も水道もありません。手に入るのは、壊れた井戸からくんだ汚れた水です。

それだけでなく、水くみは貴重な診療時間を奪い、働く2人にとっても大きな負担となります。困難ななかで懸命に地域のために尽力する医療従事者たちが、安心して働き、利用者に十分な処置を施し、人々の健康と命を守ることができるように水・衛生が必要です。

あなたのご寄付が、マリアさんやマニュエルさんのような医療従事者に清潔な水を届け、人々の健康を守る命の水となります。

子供のころから看護師になることが夢だった、と語るマリアさんは、ここが初めての赴任地。厳しい状況のなかでも、優しさと思いやりで利用者に応えるマリアさんの願いは清潔な水が使えるようになることです。

ナパカラには給水ポンプが2基しかなく、遠い場所にあるので、 私たちは井戸から水をくんでいます。井戸が枯れると手洗いや患者さんの衣類などの洗濯ができず、 悪影響がでてしまいます。この地域は切実に飲み水を必要としています。診療所だけでなく、 コミュニティ全体に給水設備が設置されることを願っています。私にとって水は命そのものです。
マリアさん(看護師)

水・衛生専門の国際 NGOであるウォーターエイドは、この状況を変えるため、保健医療施設における水・衛生の改善に取り組んでいます。

ウォーターエイドは、1981年にイギリスで設⽴され、現在アジア、アフリカ、中南⽶など26か国で水・衛生プログラムを実施しています。各国の貧しい人たちや取り残されがちな⼈々が清潔な⽔を利⽤できるよう、専門性を生かし、現地に適した方法を見つけ出して解決を図っています。これまでに2,810万人に清潔な水、2,880万人に適切なトイレを届けてきました。(WaterAid, 2021)

保健医療施設における水・衛生の現状

  • 約4分の1の保健医療施設では、敷地内で清潔な水を得ることができません1
  • 38億5,000 万人が、石けんと水、または消毒用アルコールが備わった手洗い設備がない保健医療施設を利用したり、そこで働いたりしています。2
  • 後発開発途上国のおよそ半数の保健医療施設では、敷地内で清潔な水を利用することができません3

1-3:WHO/UNICEF Joint Monitoring Programme (2022), Progress on WASH in health care facilities 2000–2021: special focus on WASH and infection prevention and control (IPC).

母子保健にも大きなリスク

こうした現状では、そこで働く人々だけでなく利用する人々の健康と命を危険にさらすことになってしまいます。

たとえば、不衛生な環境での出産に伴う感染症によって、年間100万人を超えるお母さんと赤ちゃんが命を落としており、このことは出産時に赤ちゃんが亡くなる原因の26%、女性が亡くなる原因の11% を占めています。

WaterAid/ Etinosa Yvonne

WaterAid/ Etinosa Yvonne

WaterAid/ Etinosa Yvonne

WaterAid/ Etinosa Yvonne

人々の健康を守る保健医療施設に命の水を届けるため、ウォーターエイドの冬募金にご協力ください。

ウォーターエイドは東京都から認定を受けた認定NPO法人です。ご寄付は税制優遇措置(寄付金控除)の対象となります。

*税制優遇措置を受けていただくためには確定申告が必要です。
*領収書の日付は決済日ではなく、カード会社からウォーターエイドに入金された日付となります。

ウォーターエイドは、2022年6月、ナパカラ診療所を含む、クアンバ郡にある 5つの保健医療施設において、3年間の水・衛生プロジェクトを開始しました。

計画から設備の設置、維持管理まで、現地政府や住民と協力して次のようなプロジェクトを実施し、地域一帯がこのプロジェクトの波及効果を得られるようにします。

  • 手洗い場とトイレで清潔な水を使えるように、給水設備2基を新設、既存の井戸3基を修理・ 改修
  • 医療従事者と住民を対象とした水・衛生に関するトレーニングを実施
  • 女性や女の子たちを対象に、水とトイレを利用し、適切な衛生状態が保たれることが自らの権利であることへの理解促進と権利主張の支援
  • 現地政府と連携して、地域の水・衛生の状況を改善するために必要な「しくみ」(維持管理の体制など)を構築

あなたのご寄付が、マリアさんやマニュエルさんのような医療従事者に清潔な水を届け、人々の健康を守る命の水となります。

コロナ禍を経てなお、清潔な水やトイレを利用できない地域に暮らす人々に、あなたのご寄付が必要です。

あなたのご寄付でできること

WaterAid/ Etinosa Yvonne

WaterAid/ Etinosa Yvonne

5,000円で

モザンビークで、保健医療施設に水を通す150㎜パイプ12メートル分購入することができます

WaterAid/ Joey Lawrence

WaterAid/ Joey Lawrence

15,000円で

シエラレオネで、女性30人を対象に産前・産後の衛生教育を実施することができます

WaterAid/ Chileshe Chanda

WaterAid/ Chileshe Chanda

100,000円で

モザンビークで、保健医療施設に給水スタンド1基を設置することができます

人々の健康と命を守る病院や診療所に清潔な水を届けるために、
ウォーターエイドの冬募金へのご協力をお願いいたします。

ご寄付を通じて、保健医療施設に命の水を、あなたの心に喜びを。