都市計画に「女性にやさしい公衆トイレ」の視点を-自治体や都市計画従事者 対象の手引きをつくり、呼びかけ

Msendoo, 13, a student in Agbungu community, Benue state, Nigeria, October 2015. She has four sisters and three brothers. Before the WaterAid project, Msendoo was often late to school as she had to spend a lot of time collecting water in the mornings. ...
Image: WaterAid/ Andrew Esiebo

世界の3人に1人が、家で適切なトイレを使用することができません。家にトイレがないことに加え、公衆トイレがあまり普及していないことも課題です。さらに公衆トイレがあっても、女性に必要な配慮がされていないものが多く、トイレ・衛生という女性たちの基本的な人権が守られていません。

ウォーターエイドは、ユニセフ、WSUP(注)とともに「女性にやさしい公衆トイレの手引き」を作成。公衆トイレを管理する自治体や、政府やNGO、援助機関などに有益な情報を盛り込み、その活用を呼び掛けています。

この手引きは、なぜトイレが「女性にやさしい」ものでなければならないのかを説明し、女性が利用するために不可欠な点や望ましい点を詳しく示しています。また、都市計画を立てる際に、ジェンダーへの配慮を高める方法も提案しています。

手引きでは、既存の文献、世界各国の経験豊富な専門家の意見や分析に基づき、提言と実用的手法を提示しています。 手引きは、こちらのページからダウンロード可能です(英語版、フランス語版、スペイン語版)。

ウォーターエイドは、この手引きの活用を促す動画を作成し、公開しています。

各国語(英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンディー語)の字幕対応の動画はこちら