ウォーターエイドのビジョンは、すべての人が、すべての場所で、安全で持続可能な水と衛生設備を利用し、衛生習慣を実践できる世界です。
しかし、そのビジョンに向けた国際的な取り組みは、残念ながら遅々として進んでいません。
- 10人に1人は、今も家の近くで清潔な水を利用できません。
- 5人に1人は、適切なトイレを所有していません。
- 3分の1近くの家庭で、石けんを使った手洗いを実践することができません。
- その結果、毎日800人の子供たちが命を落としています。
志を新たに、大きなアプローチ転換をしなければ、持続可能な開発目標(SDGs)で定められた、2030年までにすべての人が、すべての場所で、安全で持続可能な水と衛生設備を利用し、衛生習慣を実践できるようにするという国際的な目標は、いつまでたっても達成されないままです。
だからこそ、水・衛生危機に終止符を打つべく、ウォーターエイドの新しいグローバル戦略では、目指すべきこと、そして、パートナーシップのあり方やとるべきアプローチを大きく変革します。
ウォーターエイドは、様々なステークホルダーと協力して、水・衛生のシステムを強化するための解決方法を編み出し、検証することで、将来起こりうるどんな事態にも対応できるようにします。またウォーターエイドは、個人の皆さまからグローバル企業にまで、それぞれの影響力や経験、そして資金的なご支援を通じて、このビジョンを実現するためにともに行動していくよう呼びかけます。
そのためにも、ウォーターエイドは確固たる根拠を集めて議論を展開し、政府や民間企業に対して、清潔な水と適切なトイレ、正しい衛生習慣が、世界中のすべての人、特に女性や女の子たちにとってより良い未来を切り開くために不可欠であることを訴えていきます。
これまでウォーターエイドは、パートナーともに清潔な水と適切なトイレと届け、正しい衛生習慣を伝えることで、何千万人もの人々の生活に変化をもたらしてきました。そして今、ウォーターエイドは、さらに多くの人々に、生きるために欠かせない水・衛生を届けるため、変化を起こそうとしています。
ウォーターエイドは、パートナーや支援者の皆さまとともに、ウォーターエイドの活動が必要のない日が来ることを目指して、強い意志を持って活動していきます。