約2,170万人が清潔な水を使えません
約2,170万人が清潔な水を使えません
それらの人々の多くはアクセスが難しい地域に住んでいます
7,900万人が適切なトイレを使えません
7,900万人が適切なトイレを使えません
それは3人に1人に相当します
1年に約19,400人の5歳未満の子供が下痢で命を落としています
1年に約19,400人の5歳未満の子供が下痢で命を落としています
不衛生な水と、適切なトイレの不足が原因です
パキスタンでのウォーターエイドの活動
ウォーターエイドは、清潔な水、適切なトイレ、正しい衛生習慣が「当たり前」のものになるように、地域コミュニティを支援しています。住民が、基本的サービスを受ける権利を主張するために必要な情報や方法なども提供します。
災害に強い水・衛生の設備が整備され、将来的にどのような状況になろうとも、水・衛生のアクセスが維持されるように、ウォーターエイドは、政府、地元のパートナー団体、水・衛生サービスを提供する機関などを支援しています。
そしてまた、健康維持と手洗いなどの衛生習慣には大きな関係があることを住民たちに説明し、適切なトイレを作って、それを使うことを奨励しています。そして学校やメディアと協力し、こうしたメッセージをできるだけ広く広めようとしています。
ウォーターエイドは、支援者やパートナーとともに、従来の考えにとらわれることなく、変革の機運と新たな行動を起こし、人々の生活をより良くするための活動を続けていきます。
月経は恥ずかしいことではない
学校の水・衛生クラブの一員として、13歳のラムシャさんは月経にどのように対応するのが健康や衛生のためにいいのかを学びました。
月経は、怖がる対象でも戸惑う対象でも必要ありません。しかし、パキスタンでは、文化的および宗教的に月経はタブーの対象とされ、地域社会の通念上も「よくないもの」「秘密にするもの」として捉えられてきました。ラムシャさんや友人たちも、月経は恥ずかしいものと考えていたので、友人にも先生にも親戚にも聞くことができませんでした。
以前、月経に対応するために、ラムシャさんは布を使っていました、そして母親の指示に従って、月経中の入浴を避けていました。
「私たちは月経を隠し、それについて誰かに聞くことをためらっていました」とラムシャさんは言います。
月経や衛生についての知識や生理用品、プライバシーが確保されていて生理用品を替えることもできる適切なトイレなどがなければ、彼女たちは自分たちの体を清潔に保ち、健康を維持することができません。以前は、しばしば不快感のため、また、経血の痕をからかわれることがあったため、彼女たちは月経中、学校に行かず、家で過ごすことも少なくありませんでした。
問題を解決するためには、月経や衛生、健康について話す必要があります。それができる場所の一つが、水・衛生クラブです。