報告書:2016年世界の水の日「水の価値とは―2016年の世界の水の状況」

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マダガスカルでは、人々は給水車から水を買うしか選択肢がなく、それに支払う金額は、収入のおよそ45%にのぼります。モザンビークでは、「やみ市場」で水を売る人から水を買うしかなく、その金額は、政府が供給する水道に払う料金の100倍にもなります。一方、私たちが住む日本を含む先進国では、収入のうち水に使う金額の割合は0.1%程度です。

ウォーターエイドは、アジア、アフリカの活動国において、最貧困層である人々が、毎日どれくらいの金額を水のために使っているのか、そして日々、水に関してどのような問題に直面しているのかをヒヤリングし、報告書「水の価値とは―2016年の世界の水の状況」にまとめました。そこから見えたのは、健康面等による経済的損失だけではなく、水を得るために支払う料金が大きく家計を圧迫していることでした。