120万人は清潔な水を飲めません
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320万人は適切なトイレを使えません
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1年に約150人の5歳未満の子どもが下痢が原因で命を落としています
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カシチに清潔な水がやってきた
WaterAid/Jordi Ruiz Cirera
水があるので家畜の世話をすることができます。清潔な水のおかげで私も子供たちも病気になりません。
カシチは、ラ・グアヒラ県中部に位置しています。乾燥していて、気温は30〜38度です。人々の生活はロバなどの牧畜に依存しています。
ラ・グアヒラ県には、先住民族のワユー族が住んでいます。グラシエラさんもその1人で、カシチには7年間住んでいます。水をくむため、グラシエラさんは約1 キロ離れた雨水を貯める人工池(jaguey)へ行っていました。
池は動物も利用するため、その水はすぐに不衛生になってしまい、飲むのは危険でした。しかし、それ以外に水を手に入れる方法がなく、グラシエラさんの家族はそのために苦しんでいました。「子供たちが吐いたり下痢をしたりすると、私は家事をすることができませんでした」とグラシエラさんは振り返ります。
ウォーターエイドは、カシチの人々と協力して、新しい井戸や貯水タンク、トイレをつくりました。建設後、コミュニティでは、タンクを維持管理する資金を集めるための組織を設立しました。グラシエラさんは住民たちにその資金を出すように話しています。 「水は重要です。私は水を守るために必要なことなら何でもします」とグラシエラさんは話しています。