コロンビア
首都:
ボゴタ
人口:
4,800万人
面積:
114万1,748
km2

アンデス山脈やカリブの海、遺跡が点在するジャングルで知られるコロンビアは、世界で最も生物多様性に富む国の1つです。しかし、すべての人が水を使えるわけではなく、それはいまだ解決されていない問題となっています。

数十年にわたる武力紛争や麻薬密売、弱い政府機能、汚職により、コロンビアの人々は困難を強いられてきました。近年、国の経済は発展し、観光産業が急成長していますが、必要不可欠な公共サービスが整備されていない地域があります。

農村部では、約3人に1人が適切なトイレを使えず、4人に1人が清潔な水を飲むことができません。

こうした状況を変えるため、ウォーターエイドがまず取り組んだのが、コロンビア北部にあるラ・グアヒラ県北東部の先住民グループへの支援です。これまで多くのコミュニティや水・衛生のサービス提供者と協力してきた経験を生かし、社会から取り残された最貧困層の人々にとって、清潔な水を使うことが当たり前のことになるように支援しています。

ウォーターエイドは、住民たちと協力しながら、これまでに培った技術やアプローチ方法を取り入れようとしています。ウォーターエイドは、手動あるいは風車や太陽光を使ったポンプや貯水タンクを設置し、維持管理の技術を地元の人々に伝えています。また、気候変動による影響があったとしても、これらのシステムが機能し続けるように水委員会を設置しました。

最も重要なことは、地域や国内外の組織が協力し合って、水・衛生システムの改善を進めることです。ウォーターエイドは現地パートナー、現地政府、企業や支援者の皆さまと連携しながら、コロンビアの農村コミュニティ全体が清潔な水、適切なトイレ、正しい衛生習慣を使うことができるようになり、それが後戻りすることがないように支援しています。

は適切なトイレを使えません

都市と農村に住む人々の間には大きな格差があります。

の人々は清潔な水を飲めません

これは420万人に人としての基本的な権利がないことを意味します。

は極度の貧困状態にあります

これは1日2ドル未満で生活している人の割合です。

カシチに清潔な水がやってきた

WaterAid/Jordi Ruiz Cirera
水があるので家畜の世話をすることができます。清潔な水のおかげで私も子供たちも病気になりません。
グラシエラ・イプアナさん(60歳)

カシチは、ラ・グアヒラ県中部に位置しています。乾燥していて、気温は30〜38度です。人々の生活はロバなどの牧畜に依存しています。

ラ・グアヒラ県には、先住民族のワユー族が住んでいます。グラシエラさんもその1人で、カシチには7年間住んでいます。水をくむため、グラシエラさんは約1 キロ離れた雨水を貯める人工池(jaguey)へ行っていました。

池は動物も利用するため、その水はすぐに不衛生になってしまい、飲むのは危険でした。しかし、それ以外に水を手に入れる方法がなく、グラシエラさんの家族はそのために苦しんでいました。「子供たちが吐いたり下痢をしたりすると、私は家事をすることができませんでした」とグラシエラさんは振り返ります。

ウォーターエイドは、カシチの人々と協力して、新しい井戸や貯水タンク、トイレをつくりました。建設後、コミュニティでは、タンクを維持管理する資金を集めるための組織を設立しました。グラシエラさんは住民たちにその資金を出すように話しています。 「水は重要です。私は水を守るために必要なことなら何でもします」とグラシエラさんは話しています。

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