マダガスカル
首都:
アンタナナリボ
人口:
2,500万人
面積:
58万7,041
km2

マダガスカルではいたるところに、世界中でここでしか見られない光景が広がっています。マダガスカルに生息する野生動物の90%は、マダガスカルでしか見られません。遠く離れた地域から移り住んだ人々は、独自の文化を持って暮らしています。

マダガスカルは、世界で4番目に大きい島です。しかし、その島で、清潔な水と適切なトイレが不足していることは、あまり知られていません。政府は、人々が清潔な水と適切なトイレを利用できるようにする計画を立てていますが、地方自治体や企業には、その計画を進めるだけの予算と力がありません。さらに、気候変動の影響により、水の確保がこれまで以上に難しくなっています。

マダガスカルでは住民のほぼ半数が清潔な水を使えず、10人中約9人が適切なトイレを使えません。水がないために、手洗いなどの正しい衛生習慣をしっかり実践することも困難です。命の危険にもつながる下痢性疾患が多く発生し、5歳未満の子供の約半数は栄養不良のため発育阻害の状態です。

が清潔な水を使えません

それは人口のほぼ半数に相当します。

が適切なトイレを使えません

それは10人中、約9人に相当します。

の5歳未満の子供が下痢で命を落としています

不衛生な水と、適切なトイレの不足が原因です。

マダガスカルでのウォーターエイドの活動

ウォーターエイドは、さまざまな省庁と話し合い、課題を克服するため連携して取り組むようになりました。私たちは、衛生習慣の問題を最も重要な課題として位置付けています。ウォーターエイドの活動は、最貧困層が清潔な水、適切なトイレ、正しい衛生習慣にアクセスできるようにし、彼らの可能性を開く支援を行うことです。ウォーターエイドは、変化をもたらし、その状態が持続し、当たり前のものとなるように取り組んでいます。

村に水が届いた日

WaterAid/Ernest Randriarimalala
私はこの時を70年間待っていました
ロバソア村のラザフィンドラソアさん

これは、ロバソア村に住むラザフィンドラソアさんが、生まれて初めて清潔な水を飲んだ時の言葉です。

遠く離れていても、その時のロバソア村の興奮した空気を感じられるでしょう。水くみ場を飾りつけるためにバナナの葉を探す人がいれば、水くみ場の周りにフェンスを作っている人や、ヤシの木を植えている人もいました。それはみんなにとって大切な、「村に清潔な水が来る日」でした。

1人ずつ、人々は蛇口をひねり、清潔な水が流れ出るのを確かめました。子供たちの多くはそれまで、清潔な水を見たことがありませんでした。人々は喜んだり、叫んだり。笑顔で拍手をする人もいました。人々は非常に興奮していました。蛇口をひねるまで、人々は本当に水が出るのか、信じられない様子でした。そして、ついに、蛇口に手を伸ばしました。

それは人々の人生を変える瞬間でした。祝福の瞬間です。しかし、本当の幸せは、清潔な水を使うことが当たり前のことになり、すべてが変わった時にやってきます。

 

翻訳協力:立命館大学実践経済演習の皆さま