1,300万人が清潔な水を使えません
1,300万人が清潔な水を使えません
それは人口のほぼ半数に相当します。
約2,420万人が適切なトイレを使えません
約2,420万人が適切なトイレを使えません
それは10人中、約9人に相当します。
1年に6,500人以上の5歳未満の子供が下痢で命を落としています
1年に6,500人以上の5歳未満の子供が下痢で命を落としています
不衛生な水と、適切なトイレの不足が原因です。
マダガスカルでのウォーターエイドの活動
ウォーターエイドは、さまざまな省庁と話し合い、課題を克服するため連携して取り組むようになりました。私たちは、衛生習慣の問題を最も重要な課題として位置付けています。ウォーターエイドの活動は、最貧困層が清潔な水、適切なトイレ、正しい衛生習慣にアクセスできるようにし、彼らの可能性を開く支援を行うことです。ウォーターエイドは、変化をもたらし、その状態が持続し、当たり前のものとなるように取り組んでいます。
村に水が届いた日
これは、ロバソア村に住むラザフィンドラソアさんが、生まれて初めて清潔な水を飲んだ時の言葉です。
遠く離れていても、その時のロバソア村の興奮した空気を感じられるでしょう。水くみ場を飾りつけるためにバナナの葉を探す人がいれば、水くみ場の周りにフェンスを作っている人や、ヤシの木を植えている人もいました。それはみんなにとって大切な、「村に清潔な水が来る日」でした。
1人ずつ、人々は蛇口をひねり、清潔な水が流れ出るのを確かめました。子供たちの多くはそれまで、清潔な水を見たことがありませんでした。人々は喜んだり、叫んだり。笑顔で拍手をする人もいました。人々は非常に興奮していました。蛇口をひねるまで、人々は本当に水が出るのか、信じられない様子でした。そして、ついに、蛇口に手を伸ばしました。
それは人々の人生を変える瞬間でした。祝福の瞬間です。しかし、本当の幸せは、清潔な水を使うことが当たり前のことになり、すべてが変わった時にやってきます。
翻訳協力:立命館大学実践経済演習の皆さま