ニジェール
首都:
ニアメ
人口:
2,420万人
面積:
126万7,000
km2

広大なサハラ砂漠に囲まれたニジェールは、世界で最も開発が進んでいない国の1つです。深刻な干ばつや、やせた土地、砂漠の拡大により、その生活には厳しいものがあります。

ニジェール政府は、水・衛生サービスの提供に関して、多くの障壁に直面しています。経済は弱く、公共サービスのための設備投資にあてる予算はわずかしかありません。また、過酷な自然環境は、建設と維持管理をより難しいものにしています。

しかし、これらの課題は政府の意欲をそぐものではありません。ニジェール政府は、清潔な水を飲むことができない人々と、適切なトイレを使えない10人中、9人の人々の状況の改善に取り組むと表明ししています。しかし、二ジェール政府は支援を必要としています。

子供の高い死亡率と不十分な教育、急速な人口増加など、さまざまな課題があるこの国では、人々が必要な知識・技能を身に付けることが困難であり、人々の成長を閉ざされてしまっています。

が清潔な水を使えません

それは人口の約半分に相当します。

が適切なトイレを使えません

それは10人のうち8人以上に相当します。

の5歳未満の子供が下痢で命を落としています

不衛生な水と、適切なトイレの不足が原因です。

ニジェールでのウォーターエイドの活動

ウォーターエイドは地方自治体と協力して、清潔な水、適切なトイレ、正しい衛生習慣を「当たり前」のものにしようと取り組んでいます。これまで、水・衛生のアクセスから最も遠いところで生活していた砂漠の遊牧民やニジェール川沿いの漁業者も、すべての人がその対象です。コミュニティごとのさまざまなニーズも理解し、ウォーターエイドは人々の生活を変えていこうとしています。

 

翻訳協力:立命館大学実践経済演習の皆さま